大腸内視鏡検査を受けることになったみなさん。
お尻からカメラを入れる検査…不安
言われた通りに準備できるだろうか…
と、憂うつな気持ちになっていませんか?
なかなかプライベートでは話題にしにくかったり、検査を受けたことがある方が周りにいなかったり(あっても多分あまり人に話さないですし)、相談しづらいですよね。
一昨年、私自身検査を受けることになって、インスタのストーリーズでフォロワーさんに相談させていただいたところ、全国の約40名もの方から貴重な体験談などをいただく事ができました。
みなさんのお声から、大腸内視鏡検査前3つのパターンとメリット・デメリット、麻酔有り無しのメリット・デメリットなど判明したので、私の体験記とともにご紹介します。
これから大腸内視鏡検査を受ける予定の方、そしていつか受けることになるかもしれないあなたもぜひ読んでみてください。
※病院で説明してもらえる手順や流れなどは省いています。
※表現には気をつけていますが、下の話が苦手な方は読むのをお控えくださいね(_ _)
↓目次から気になるところへ飛べます
大腸内視鏡検査前の3パターン
大腸内視鏡検査では、検査前までに便を全て出し切って大腸の中を空っぽにする必要があります。
そのため、前日から食事制限をしてお腹に残りにくいものを食べ、当日は下剤&水分をルールを守りながら数ℓ飲まなければいけません。
アンケートで知ったのですが、検査開始までの進め方は3パターンあります。
①前日から入院して全て病院で準備を整える。(または入院中の検査)
②当日病院へ行き下剤飲用開始→おなかを空っぽに。
③自宅でおなかを空っぽにするところまでやって、病院へ向かう。
私の場合は3番目のパターンでした。
みなさんの体験からそれぞれメリット・デメリットが分かりましたのでご紹介していきます。
前日から病院で過ごす、1泊2日入院の場合
前日に入院する場合のメリットは食事面で気をつかう必要がなく、下剤飲用も看護師さんが居てくれて、一番不安が少ないことです。
デメリットとしては入院費用がかかることや、病院の造りによってはトイレが大変とのお声がありました。
便を出し切るのにトイレにこもりっぱなしに近い状態になるため、共用トイレしかないと気をつかったり、部屋からトイレが遠いとつらいそうです。
入院予定の方は、トイレ事情をチェックしておきましょう。
またその他に、検査は行っていても、そもそも入院病床を持たないクリニックもあります。
その場合入院自体出来ませんので、前泊にこだわると、クリニック選びの選択肢が狭まることがあります。
下剤飲用から病院で行う、日帰り入院の場合
下剤飲用から病院で行う場合、一番心配な下剤の飲み方を看護師さんにサポートしてもらえるので不安が減ります。
この下剤飲用が曲者で、私が大腸内視鏡検査関連で一番つらかったのは検査よりも下剤飲用でしたし、
途中で気持ち悪くなって吐いてしまったという方や、下剤の味を受け付けなくて違う種類に替えてもらったという方もいらっしゃいました。(もちろん下剤は平気という方も)
飲用中にそういったトラブルがあった時、家なら中止せざるを得なくなりますので、病院ですぐアドバイスやサポートを受けられるのはありがたいです。
デメリットは入院と同じく、トイレが部屋付きじゃないと気をつかう点です。
食事面については食事制限があると言っても、意外と食べられるものも多く、つらい制限にはならない方が多いようです。(菜食主義の方にはつらいかも…)
↓こちらのクリニックさまの検査食メニューがとてもイメージしやすいです。
心配な方は一日分の検査食キットを購入して備えることもできますし、食事面は深刻に考えなくても大丈夫です。
むしろ前日を自宅で過ごす場合、NG食材さえ避ければ自分の好きなものを食べられるということで、前向きなとらえ方もできますね。
自宅で下剤飲用を済ませる、入院なしの場合
家でおなかを空っぽにしてから病院へ向かう場合のメリットは、先述の通りNG食材を避ければ好きなものを食べられることや、トイレを気にせず使えることに加えて、
病院に滞在する時間を一番短く済ませられます。
お仕事の方なら半休で検査を受けたり、お子さんが園や学校に行っている間に検査を終わらせられますよ。
デメリットは先述のように、トラブルも起きがちな下剤飲用を一人でこなさないといけないことです。
他に、病院までの距離が遠い場合に、途中で便意をもよおすとつらいというご意見がありました。
病院が遠方の方や、トイレにすぐ立ち寄れないことが予想される場合は、万が一のためにナプキンなどをして病院へ向かわれるのがオススメです。
大腸内視鏡検査時の麻酔あり・なし
大腸内視鏡検査は、麻酔(鎮静剤)ありとなしのパターンがあります。
それぞれのメリット・デメリットを解説します。
麻酔ありのパターン
麻酔(鎮静剤)ありで大腸内視鏡検査をする場合のメリットは、なんといっても寝ている間に検査が終わることです。
カメラ挿入が一番の不安ごとだと思いますので、寝ているうちに処置が終わるのはありがたいですよね。
クチコミでも、麻酔ありだった方はみなさん痛みなくすんなり終わったという感想でした。
デメリットは金銭面(麻酔代7,000円~10,000円)や、人によって副作用で吐き気などが出ること。
また、静脈麻酔後は運転がNGなので、検査後にご自身で運転する必要がある方は麻酔は選択できません。
私は運転する必要があったため、麻酔なしで検査を受けました。
麻酔なしのパターン
麻酔なしのメリットは、麻酔代がかからないこと、麻酔による副作用のリスクがないこと、検査後に運転が可能なことなどです。
デメリットは、先生の手技や病院の機器により検査時の痛みを感じる場合があることや、不安や恥ずかしさなど気持ちの面でしょうか。
クチコミでは、麻酔なしの検査をされた方からは、痛みや圧迫感がつらいというお声も数件ありました。
私の場合は、カメラの動きで「ウッ…グ!」となること(経験者さんは分かって下さるはず笑)はありましたが痛みはほぼなかったですし、
先生がモニターをこちらにも見せながら検査して下さったので、自分の大腸の中を見られておもしろかった(?)です。
私の下剤飲用~大腸内視鏡検査終了までの経過日記
自宅でお腹を空っぽにして検査にのぞんだ私の経過です。
指示通りやってるはずだけど本当にこれで大丈夫…!?と思いながら下剤と戦い(笑)ましたので、同じく自宅で飲用予定の方は一例としてご覧ください。
※薬の効果の現れ方や感じ方は人それぞれだと思います。私と違ってもお気になさらず!
●21:00 前日分の下剤飲用。(ピコスルファートナトリウム)
●5:00 起床
なんとなくお腹が張っているような気はするが便意は全く無し。
前日の下剤が効いていないのではと若干不安に。
●5:15 下剤(モビプレップ)飲用開始
緑茶をチェイサーに。
濃いポカリスエットのような、人工的な薄い梅味のような。フォロワーさんに聞いていた通りの味。
飲み進めるほど風味が鼻についてツラく。
緑茶の苦味がモビプレップの後味を上手くごまかしてくれて助かる。
●6:15 便意→以降トイレにこもりっきり
時間が来たらモビプレップ&緑茶を飲む→出すを、決められた分量を飲み切るまで繰り返す。
●8:15 お腹空っぽに
便意はほぼ無く便に残渣もないけど、トイレに座れば出る感じ。
●8:30 クリニックへ出発
フォロワーさんのおすすめに従い、念のためナプキン装着。
●9:00 クリニック到着
クリニックへ行ってからも一度トイレ。
●9:30検査着へ着替え
検査着は、着用したままお尻部分が開く仕様。
●9:45検査開始
横向き寝の体勢。痛みはほとんどなし。大腸の曲がったところを通るときは「ウッ…グ!」となる感じ。
内視鏡で見ると残渣がわずかにあったけど、ドクターいわく「このくらい全然問題なし」
●10:00検査終了
しばらく横になって安静に。
●10:15血液検査で採血
●10:30 退出
膨満感と、飲んだ下剤の名残で多少の気持ち悪さ。
→1時間ほどでガスや空気が出きったようで膨満感消失。
以上のような経過でした。
まとめ
大腸内視鏡検査前の3つのパターンとそれぞれのクチコミ、検査時の麻酔ありなしのクチコミと私の体験をご紹介しました。
正直、下剤飲用がつらすぎてもう二度と受けたくない(下剤は苦にならないというクチコミももちろんありましたよ!)と思っていましたが、私の場合は難病が見つかり、定期検査を余儀なくされています・・・
再び検査を受けて新たな所感があれば、この記事をアップデートしていきますね。笑
検査予定のみなさん、えいやっで終わります!共に乗り切りましょう!