イベント初出店全部ひとりでもできるかな?
ひとりの時は何が必要だろう?
ひとり出店で失敗しないコツ、お伝えします!
ハンドメイドイベントデビュー、緊張しますよね。特に一人での出店では、後悔しないための外せないポイントがいくつかあります。
私の場合、分野は異なりますが前職で8年間イベントブース設営~ディスプレイ~展示対応までをやっていました。
今回は、当時の経験と作家転向後のイベント出店経験を踏まえた、私の必需品リストやコツを、一人出店時のワークショップ+物販の実例とともにご紹介します。
- ハンドメイドイベント出店のコツが知りたい
- いるもの、準備物品を確かめたい
- どのくらい一人でできそうか知りたい
- ワークショップと物販両方やりたい
↓目次から気になるところへ飛べます。
イベント出店で外せない4つのポイント
まずはイベント出店成功のために絶対に外せない4つのポイントをご紹介します。
- ①世界観づくり
イベント出店はあなたの小さなお店を出すということ。
制作コンセプトに合ったディスプレイ小物や色づかいで、皆が立ち止まりたくなるお店の世界観を作りましょう。
- ②見つけてもらえる工夫
たくさんのショップが並ぶイベントでは、お店が埋もれてしまいがちです。
あなたのお店目当てで来てくれた方に遠くからでもあなたのお店と分かるようにすること、初めて訪れた方に何をやっているお店か一目で分かるようにすることが大切です。
- ③目・足をとめるしかけ作り
流し見をしているお客様の目や足をとめるために、正しい位置にアイキャッチをつくったり、人だかりをつくること(決して故意に待たせるわけではないですよ)がポイントになります。
- ④手数・持ち物を最小限に
人手を借りられない一人出店では特に準備~撤収までをできるだけ簡略化したり、支払いやラッピング等をスムーズに済ませ、時間をかけずに済むようにしましょう。
これらを実際のロールモデルに落とし込みながら、一人出店のコツやいるものについて詳しく解説していきますね。
一人でどのくらいできる?
一人での屋外イベント出店でも、工夫次第でワークショップ+物販が十分にできます。
作業量としては、5時間半で25名の方のWS参加、物販で10名の方にお買い求めいただいて私は手いっぱいになるくらいでした。(※この時はブースサイズが4×4mと広め。いらして下さった皆さまありがとうございました!)
ブーススペースやワークショップ内容や販売品などで違ってくるとは思いますが、一つの目安にしてもらえたらと思います。
一人ハンドメイドイベント出店でやれること。ポイントと工夫。
一人出店を成功させるためには、冒頭で解説したコツを取り入れつつ、あなた自身の拘束時間がなるべく少なくなるようにするのが大切です。
以下が実際にやったことと、そのポイントです。
- ▸ワークショップ 4席
ミニキャンバスにブロアーでアート。A4の1/6サイズの試し書き用紙つき。
・前金→冒頭でやり方解説→適宜声かけ→ラッピングしてお渡しの流れ。
・完成まで15~30分。電源なし。目を離してもOK。
・たくさんのインクが目をひきアイキャッチに
・「何やってる?」ワクワク感
・人けを感じるようにする&やっていることが想像しやすいよう、あえて敷物は変えない。
- ▸物販
この時は水晶やアゲートを販売。
・1,000円単位など小銭を使わない金額設定。
・ポップ(説明書き)を設置。
・WS作品と同じ梱包材や袋。
(もしくは、すぐにお渡しできる状態にしておく)
・種類をしぼる。
- ▸フォトスポット←
制作した作品を置いて撮影するためのスポットをディスプレイ。
・撮影してもらう間に梱包の準備などができる
・アイキャッチになる。
・人がとどまる。
・タグ付けSNS投稿を自然に呼びかけ。
・世界観づくりに役立つ。
この時のワークショップは席数を4席と多めに設置でき、回転が速いことが予想されたため常時受け入れ+満席時はウェイティングリストの形にしましたが、
席数が少なく、混雑が予想される場合などは定刻開催や、事前予約制にするとあなたの時間も確保しやすくなります。
ハンドメイドイベント一人出店の必需品リスト
ひとりの出店だからこそ必要なものもあります。
当日になって現場で「あれが必要だった…!」を減らすために、ぜひチェックしてみて下さい。
設営関連
- テント、おもり、長机×3、折りたたみイス×6
- スーツケースまたはキャリーカート
- 看板①(A2フレームなど)、看板②(A4など)、ホワイトボードor黒板(卓上用)
- クロス(敷・掛け)
- コロナ対策物品
テントやテーブルなどは主催者様から借りられる場合もあるので、事前に貸出物品の有無を確認しておきます。
テントを広げることだけは一人では難しい場合が多いので、他出店者様や主催者様に協力をあおぎましょう。
忘れがちなのがテントのおもりです。強風時に備えて準備しておく必要があります。
この時はブースサイズが4㎡だったので、長机は3台でもゆとりがあり、2台をWS用、1台を物販+フォトスポット用として使用しました。
ブースサイズについて4㎡はかなり広いパターンで、通常は2~3㎡ほどのイベントが多いです。
2mほどになると長机は窮屈で、アウトドアの折りたたみテーブルなどが重宝します。
イスはWS付きそいの方や、お客様の荷物おきにも使えるのでスペースがあれば多めでもよいです。
耐荷重と高さに注意しましょう。
荷物は雨天時に地面に置いていても濡れないよう、キャリーケースやカートで搬入するようにします。
蓋つきにすると雨濡れが防げたり食べ物などちょっとしたものも置けて便利ですよ。
看板は遠目に見ても分かるサイズのものと、近くで目にとまるものを用意できると良いです。
イベントのひとり出店では、ホワイトボードや黒板など各種案内を書けるものが必須です。
加えて、販売品を覆う薄手のクロスがあれば、ボードに「すぐ戻ります」などと記入してお手洗いや食事で離席することが可能になるので必ず持参しましょう。※あくまで自己責任です ^^;
レジまわり
- レジor金庫、キャッシュトレー、ペーパーウェイト
- 領収書
- 梱包、ラッピング用品
- 名刺、筆記用具、メモ帳、はさみ、テープ、マジック
レジや金庫は離席時に一緒に持ち運べるコンパクトなものがよいです。
キャッシュレス決済を導入している方は機器をお持ちください。
ペーパーウェイトは強風時のお札押さえに準備しておくと良いです。
キャッシュトレイが金属なら、磁石でも押さえられます。
領収証は忘れがちですが、まれに欲しがる方がいらっしゃいます。
あなたのサインは事前にしておいて、当日はお客様のお名前や日付を書き込むだけの状態にしたものを持参します。
レジまわりでは意外と細々した文房具が必要になる場合があるので、忘れず持っていきましょう。
WS机まわり(この時はアルコールインクアート用物品)
- テーブルクロス×2
- アルコールインク、ミニキャンバス、試し書き用紙
- ニードルボトル大小・ブロアー×5(予備1セット)
- ゴム手袋、ティッシュ、消毒用アルコール
- 見本アート
- ゴミ袋
ワークショップ用品は、席数+1で予備を持っていくと安心です。
内容はなにをやっているか一目で分かる、もしくは興味を引くようなディスプレイにできると良いですね。
はさみを使う内容の場合、左利き用も準備しておきましょう。
物販・フォトスポットまわり
- 什器
- ディスプレイ用品、販売品
- ビニールシート・重さのあるもの
- 値札・ポップ(説明書き)
世界観づくりを大切に、什器やディスプレイ用品を選びましょう。
値札は知らない間に無くなってしまいがちなため、予備を持っていきましょう。
屋外イベントでは、急な雨や風に悩まされることも。
ビニールシート(100均の透明テーブルクロスなど)やディスプレイ物品を固定できる重しがあると安心です。
ポップについては世界観づくりにも役立ちます。書体やデザインにもこだわりたいですね。
私はおしゃれなフォントも充実しているCanvaを使っています。※デザインのサイズ変更ができるプロ会員になってます。
その他
- 出店者証
- 暑さ、寒さ対策用品、雨具
- 水分、軽食
- 絆創膏、常備薬
- ゴミ箱、ゴミ袋
とくに屋外の場合は暑さ・寒さ対策は必須です。
夏場は水で濡らすタイプのクールタオルとネックファンの組み合わせが涼しく、手が空いてとてもオススメです。
ハンドメイドイベントひとり出店のコツまとめ
初めてのイベント出店は実際にやってみると、思った以上にワタワタしてしまうことも少なくないと思います。
そんな中でも一人でまわすためには、とにかく手数を少なく、時短でできるよう意識して準備しておくと、時間にも心にもゆとりが生まれてスムーズに進めやすくなります。
また、ワークショップや物販自体の成功のためには、世界観づくりやお店を見つけてもらえる工夫、目や足をとめてもらう工夫などが必要です。
持ち物では席を離れることを想定した、ホワイトボードなどの物品を忘れず用意しておきたいですね。
この記事を参考に、あなたの出店のシミュレーションをして、ぜひイベントに臨んでみて下さいね。