アルコールインクアートのふんわりしたバラについて
アルコールインクアートでアルコールやインクを風で操れるようになって来たら、ふんわりとしたグラデーションのバラの技法に挑戦してみませんか?
繊細な花びらと中心に向かって段々と色が濃くなる様子が本当のバラのようでリアルじゃないでしょうか。
今回はふんわりグラデーションのバラの描き方を動画でご紹介し、くわしく解説します。
ふんわりグラデーションのバラの描き方動画
後ほど詳しく解説しますが、先に動画を見ていただくとイメージが湧きやすいと思います。
※すみません。色が淡すぎて序盤は見えづらいかもしれないです。
実際描いている時も、あまり動きがないように見えてもちゃんとラインは出るので、途中で放棄しないでください笑
使用品
インク
カラーインク:コピックインクE04
可愛いくすみ色で私のおすすめカラーのひとつです。
メタリックインク:ピニャータRICH GOLD
青金のカラーで私はよく使用しています。
アルコール
すっきりとした線を出しやすいIPAを使用しています。
●危険性も理解した上で使いましょう。
紙
インクコントロールをしやすい紙がおすすめです。
●ユポ以外の紙の特長と向くアート
描き方のポイント
小さいとニュアンスをつけるのが難しいので、慣れないうちは手のひらくらいの大きさにするつもりで描いていきましょう。
多めのIPAでバラの外側の花弁から描いていきます。
インクの量の目安はバリオスで最初に4滴、中ほどで1滴(IPAも追加)、最後に1滴(乾かしたあとIPA追加)です。
最初にIPAで完成サイズの大まかな円形を描きます。
ドライヤーを紙から15-20cmほど離して、弱くゆる〜い風でインクとIPAを混合します。
インクがある程度混ざったら、花の外周よりも3・4周り外側の辺りに風を当てるイメージで、花弁をジワジワと描いていきます。
この時のドライヤーは絵の外周からは遠いですが、紙との距離は近づけて下さい。
紙をわずかに持ち上げたり回したりしながらインクだまりをコントロールします。
インクだまりの外縁部分が花びらのラインになるので、ここの動きや乾き具合を見ながら風を当てて下さいね。
直線状に動かすことを意識すると本物らしいニュアンスが出てくるかと思います。
大理石調に続きこちらもインクの動きのコントロールが必要な描き方ですが、良かったらトライしてみて下さいね。