アルコールインクアートのまっすぐなラインについて
アルコールインクアートで、ドライヤーを使わない技法のひとつのストライプについては何度かご紹介してきました。
●製作デモの様子
今回は応用として、筆で定規を使ってまっすぐなラインを引く方法をご紹介します。
水平線や地平線などきっちりと描きたい時や大き目の作品で長くきれいな線を描きたい時に使える技法だと思います。
アルコールインクアート 筆と定規でストレートなラインを引くやり方動画
※色が薄くて見えづらく申し訳ないです。
下で描き方のポイントを解説しますが、先に動画を見ていただくとイメージが湧きやすいと思います。
使用品
道具
溝引き定規
溝が付いている定規です。
決して特別なものではなく、100均に50㎝のものまで売っていますし、意識していないだけでお持ちの定規にも溝が付いているかもしれません。
パレット
適度な重さがあった方が使いやすくて私は陶器製の梅皿を使ってます
筆
線を描く筆の形は丸でも平でも良いですが、ナイロン製が向いてます。
100均に売っています。
本物の毛のタイプでは筆がすぐに傷んでしまいます。
インク
カラーインク:コピックインクE02,B60,BV23
●18本まで送料350円です。
[rakuten id=”arcoasis:10002430″ kw=”B60 ペール・ブルー・グレイ”]
アルコール
すっきりとした線を出しやすいIPAを使用しています。
●危険性も理解した上で使いましょう。
紙
ユポを使用しています。
描き方のポイント
定規についている溝は実はこのように使います。
日本画の授業で習った時なるほど!って思いました。
本来、支えの方はガラス棒を使いますが、溝にはまればなんでも大丈夫です。
注意点として、筆先と定規は間をしっかり開けて下さい。
筆先が定規に触れると、定規と紙の間にインクが入り込んでいってしまいます。
それと、溝引き定規ではない普通の定規でもこの方法で描けないことはないのですが、
紙に直接支え棒が当たる形になり紙を傷めるので、溝のついた定規を使われることをおすすめします。
フリーハンドでまっすぐな線を引くのが苦手な方でもこの方法を使えば比較的簡単に描けます。
モダンな作品に取り入れると面白いかもしれませんね。