【着画あり】防毒マスク比較!3Mとシゲマツと興研のレビューと使い方

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Cさん

防毒マスク、たくさん種類があって分からない

Asami

比較&着用レビューしてみました!

Contents

防毒マスクについて

防毒マスクはアルコールインクアートをする時にも、IPA使用時や一部のレジン作業などで欠かせません。

⚫IPAの危険性ついての記事はこちら

そんな防毒マスクですが、いざ購入しようとすると種類がたくさんあるし商品名は聞きなれないワードや英数字が並んでいて、迷ってしまう方も多いと思います。

この記事では主要メーカーの3Mとシゲマツの防毒マスクについて、それぞれの違いやおすすめ品をご紹介します。

これから防毒マスクを買おうと思っている方も、すでにお持ちの方も、新しい発見があるかもしれないのでぜひご覧くださいね。

【2023年追記】

ご専門の方から伝声器が付いた装着感良好なマスクを紹介していただきました!

レッスン等で声がこもることなく話せます。

●興研製防毒マスク

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●吸気フィルターが2つ要ります。有機溶剤用はこちら

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●比較

※重松はリニューアル前の旧型品です。

サイズ感と重さは3Mとシゲマツの中間くらい。

くるくるとカバーを外して吸収缶を取り付けます。

●着用画像

重さは少しありますが四点式ハーネス(顔の所と首の後ろで調節)で安定感があります。

それと鼻と口を覆うシリコン素材?が柔らかめで痛くなりにくいと思います。

紐の調節に少し手間取るけど、最初だけの事なので私はあまり気にならなかったです。

レッスン等、マスクを着けたまましゃべる必要がある方におすすめです。

NEW!▶シゲマツからも伝声器付が発売されました!

防毒マスクの種類と使い方

防毒マスクには、フルフェイスタイプと鼻と口だけ覆うタイプのものがあります。

アルコールインクアートでは鼻と口だけのもので十分と考えますので、今回はそちらで比較しました。

▽フルフェイスタイプはこちら

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また、形状では吸収缶(取り付けるフィルター)が口元に1つのものと、左右で2つのものがあります。

吸収缶が1つのタイプのメリットは値段が安いことと軽いことです。

ただし、アルコールインクアートやレジンアートで使用する場合、少々手元の邪魔になりやすいです。

▽吸収缶1つタイプ(コンパクト型)はこちら

吸収缶が2つのタイプは重くなってしまう・値段が高いというデメリットはありますが、作業の邪魔になりにくいですし、呼吸口が2つになる分、呼吸が楽になったり、吸収缶が交換時期まで4倍長持ちするメリットがあり、私はこちらをおすすめします。

ちなみにこの吸収缶の交換時期についてはパッケージに有効時間が書いてあり、累計使用時間を自分でカウントします。(厳密には使用環境の毒ガス濃度等でも変わってくるようです)

IPAのように臭いが強い物であれば、シンプルにマスクをしていても臭いを感じるようになってきたらという判断方法で良いそうです。

▽臭気防止には使い捨てタイプも。※このタイプは労働安全衛生法に基づく防毒マスクではない点に注意。

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3Mとシゲマツのおすすめ品

どちらも国家検定合格品です。

3M 防毒マスク 面体 6000

サイズはS,M,Lから選べます。

3Mマスクサイズ表
3M公式サイトより

適応が広いためMを選びました。

こちらに吸収缶を2つ取り付けます。

スリーエム(3M)
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防じん機能を付けたい場合、付属しているリテイナーと呼ばれる白いろ過材とカバーを付けます。

シゲマツ 直結式小型防毒マスク TW02S

サイズはこちらもS,M,Lがあります。

こちらに吸収缶を2つ付けます。

吸収缶自体が、防じんタイプやガスを防ぐ力によっていくつかの種類に分かれています。

▽防じん機能もついた吸収缶

比較写真と感想

※2024年4月追記

シゲマツのマスクはリニューアルしてデザインが変わりました。

以降は旧品についてのレビューとなっています。

※安全性等の実験データは各メーカー様で公開されているので、今回の比較では割愛させていただきます。

※以下の比較写真では3Mのものに全てリテイナーを付けてしまってますが、研磨作業以外ではナシで使用してOKでした!

サイズ感や見た目の印象

正面・上

3Mとシゲマツの防毒マスク
マスクを上から見た様子

3Mの方がデザインがスタイリッシュでおしゃれ(?)な感じがする一方、サイズが大きな印象です。

口元の部分しかサイズは変わりませんが、Sでもよかったかも。

裏側

マスク部分内側

3Mは鼻の部分が高く細いです。

シゲマツは丸みがあり、ゴム製?のカバー部分に厚みがあります。(あごの下辺りが分かりやすいかな)

吸気缶

吸気缶は3Mの方は四角っぽくて大きく、シゲマツは円形でコンパクトです。

取り付け方は3Mでは少し回転させてはめ込みます。

シゲマツは位置を合わせてポンとはめこむだけで、シゲマツの方が簡単でした。

ベルト部分

3M

3Mのベルト部分

シゲマツ

シゲマツのベルト部分

3Mはひっかけるだけ、シゲマツはカチッとするタイプです(このカチッとするところの名称なんというのでしょう?)

首の後ろで付け外しするため、3Mの方が簡単にできますが、少し頼りない印象はあります。

ベルトの感じはシゲマツの方が柔らかく幅もありしっかりしています。

着用画像・着用感

正面(3M、シゲマツ)

3M正面の着用画像
シゲマツ着用画像正面

無表情の極み…笑

●着用感

3Mの方が鼻の上の方まできます。Sでもよかったかも…

シゲマツの方は上までこないため、眼鏡(ゴーグルではなく普通のです)をなんとかかけることができます。

ベルトの調節はどちらも基本は首の後ろの紐で行います。

3Mの方は顔側にも調節ベルトがついていて安定感があるというか、実際は3Mの方が重いのに付け心地が軽く感じました。

一方シゲマツの方が顔への密着感はあるように感じました。

この辺りは骨格の形でも違ってくると思います。

横(3M、シゲマツ)

3M着用画像横から
シゲマツ着用画像横から

シゲマツの方、前髪が邪魔で見づらくなっててすみません。

●鼻部分

私は鼻の付け根の骨が高めなタイプで、シゲマツだといつも骨に当たって赤くなってしまうのですが、3Mだと大丈夫でした。

鼻の骨格がなだらかな方はシゲマツが向くと思います。

●頭部

頭部の支えが3Mは狭めで、後頭部の方で支える形になります。

シゲマツの方が大きく開き、前後で支える形になります。

後頭部が長い方に向くのは3M、絶壁な方に向くのはシゲマツだと思います。

他に、シゲマツの方が髪形をつぶさなくて済むと感じました。

まとめ

3Mの方は本社がアメリカで製造は韓国です。

一方シゲマツは日本の会社で国内製造で、マスクの形が日本人向けと謳われています。

比較してみてまさにその通りだと感じました。

鼻や頭あてなど着用感は骨格にとても左右されます。

私の場合、着用感ではシゲマツだと唯一鼻部分がネックになってしまうので3Mを選びます。

ただ、お値段では3Mの方が本体3,290円、吸気缶2,200円で合計5,490円、

シゲマツの方が本体2,382円、吸気缶920円で合計3,302円(いずれも2021年3月現在Amazon最低価格)で、吸気缶は交換が必要なことを考えるとシゲマツを選びたい所です。

吸気缶の取り付けやベルト調節、付け外しなど操作性の面ではどちらも一長一短ありましたが、慣れればどちらでも苦にならないレベルだと思います。

作りに関してはシゲマツの方がベルト等細部が丁寧な印象を受けました。

おわりに

防毒マスクは自分の骨格次第で着用感が随分違うことが分かりました。

長時間使う場合も多いものかと思いますので、選ぶ際の参考にしてもらえたら嬉しいです。

シゲマツの防毒マスク(リニューアル品)

吸収缶は1個入りなため、2つ必要です。

3Mの防毒マスク

吸気缶は2個セットです

スリーエム(3M)
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