アルコールインクアートをパネルに貼りたい
うちでやりやすい方法は?
やり方をいくつかご紹介します!
木製パネルにアルコールインクをパネルに貼るやり方はいくつかあります。
今回は、両面粘着シートとスプレーのりの2つと、その他のやり方をご紹介します。
↓目次から気になるところへ飛べます。
アルコールインクアートのパネル貼り付けに必要なもの
・アルコールインクアートをした紙
・木製パネル
・パネルと同じサイズのトリミング枠・・・厚紙をくり抜くなど簡単なものでよいです。
・カッター
・カッターマット・・・B4サイズはダイソーで売っています。
私は大きめのA3サイズを使っています。
・両面粘着シートまたはスプレーのり
両面粘着シートはこちらを使用しています。
スプレーのりはこちらです。違う番号のラインナップもありますがパネル貼り付けしやすいのは77です。
アルコールインクアートのパネル貼り付けのやり方
アートの切り出し場所を決め、印をつける
まずはトリミング枠を使い、アートのどの部分をパネル作品にするか決めます。
トリミング枠をアートに当ててお気に入りの場所を探してください。
自分でも気づいてなかった作品の魅力を発見したり、切り取る場所で変わるアートの表情が新鮮で楽しい作業だと思います。
次に、切り出すと決めた場所に印をつけます。
この工程のやり方はアーティストさんによって違うと思うのですが、私が色々試した中で失敗が少ないやり方をご紹介します。
トリミング枠でアートの切り取り場所を決めたら、小さなマスキングテープなどで枠を固定します。
↑切り出した粘着シートの残りを枠に再利用…雑(笑)
この時テープは切り取り予定のアート部分に貼ってしまわないように、枠の外側にしてください。
そして後ではがすのでがっつりべったり貼らず、ちょこっとフワッとでOKです。
そのまま紙を裏返し、切り取る場所の角(すみ)に「 の目印を書きます。
光にかざしたり、トリミング枠との段差を確かめながら書きます。
書けたら、以降の作業の邪魔になるので、表側のトリミング枠ははがします。
この時、シワや折れ目が入らないようご注意ください。
ユポはシワが入ると貼りつけても伸びはしないです。
これだけです。意外と簡単でしたね。
トリミング枠が大きくて紙からはみ出す場合は、裏からテープで固定すれば大丈夫です。
パネルに接着物を付け、アートに貼る
両面粘着シートの場合
両面粘着シートでの貼り付けは、待ち時間も無く一番手軽です。
やり方はまずは木製パネルの方に両面粘着シートを貼ります。
両面粘着シートの片面の保護シールをはがします。
カッターマットの上に置いた粘着シートに木製パネルを貼り付けて、はみ出している部分をカットします。
ぴったりサイズのものにぴったりに貼り付けるのは簡単じゃないので、粘着シートはパネルより少し大きめのものを準備しておくと良いです。
ここで貼り直しをすると粘着力が弱まって、経年時に剥離しやすくなるので一発で決めるようにしましょう。
※剥離した作品
パネルに粘着シートが貼り付いたら、今度はアートの方です。
先ほど付けた目印に従って、パネルを貼ります。
ここもやり直しはできないのでズレないように慎重に貼ります。
スプレーのりの場合
スプレーのりは少し大きめのサイズの作品にも使いやすいです。
まずは余計な場所にのりが付かないよう、パネル側面をマスキングしましょう。
また、床などにものりが付かないように養生し、必要ならばスプレーブースを用意します。
スプレーブースは周りが汚れるのを防いだり、屋外ではスプレーが風で流れるのを防いでくれます。
下準備ができたらパネルとアート紙の両方にスプレーのりをスプレーします。
約20㎝ほど離して、一定のスピードで腕を平行に動かし、均一にのりを吹き付けます。
その後、ガス抜きのために15秒ほど置いてから、1分以内にアートと貼り付けてください。
ペタッと置いて終わりではなく、隙間なく密着させる必要があります。
アートを直接こすらないよう、キッチンペーパーやクッキングシートなどを間に敷いて、パネルの真ん中から外側へしっかりなでつけて下さい。
その後、完全乾燥まで重しを乗せて圧着させます。
私は重しを乗せたまま丸一は放置しています。
スプレーのりの方は使用後、目詰まり防止のために逆さまにして1秒間空吹きしましょう。
ボンド・ジェルメディウムの場合
PET素材に使用できるボンドや、画材のジェルメディウムでも接着可能です。
これらは接着力が強く、経年時のはがれが他より少ないです。(※1年経過時点、ジェルメディウム接着の私の作品の中で、はがれたものはないです。)
ナイフなどでパネルに薄く塗り伸ばしたら、スプレーの時と同様に貼り付けた後なでつけて密着させ、完全乾燥まで圧着します。
ジェルメディウムで接着する様子を動画で見る
アートを切り出す
しっかり貼り付けられたら、カッターで切り出して完成です。
この後にレジンを掛ける場合、切り出した断面は綺麗にしておかないと、レジンを掛けてもがたつきが残ります。
また、よくある失敗として層構造タイプの耐水紙では切断面のアートが細かーなギザギザにはがれてしまうことがある他、パネルの木部まで一緒に切ってしまうなど、切り出しにも注意は必要です。
綺麗に切るコツ
綺麗に切り出すコツをいくつかご紹介します。
カッターは鉛筆持ちではなくナイフ持ち
手がカサついている…
カッターと人差し指と腕が一直線になるイメージです。
力がブレずに伝わりますし、余計な角度が付きにくくなり、木部まで切ってしまうことが防げます。
カッターに角度をつけすぎない
カッターマットと平行に近い位置で切っていきます。
紙の引っ掛かりを押さえられます。
常に奥から手前へ引くように切る
パネルに沿って左から右になどいろいろな方向へ腕を動かすのではなく、パネルの方の向きを変えて(もしくは自分が動いて)腕の動きは常に奥から手前で切っていくようにします。
特に円は難しいですが、このことを意識するとだいぶ切りやすくなると思います。
細かいカッターワークはデザインナイフで
入り組んだ形のものを切り出すときはデザインナイフがおすすめです。
とくに細かな曲線部分は、作品を持ち上げて、ナイフを持っている方の手の小指を支えにしながら切り出すようにすると、早く綺麗に仕上げられますよ。
まとめ
両面粘着テープとスプレーのり、その他の接着剤を使って、木製パネルにアルコールインクアートを貼り付ける方法、カッターで綺麗に切るコツをご紹介しました。
パネルへの貼り方を覚えるとレジンアートができるようになりますし、コースターやインテリア雑貨なども作れるようになります。
狙った場所をきっちり切り取って貼り、多彩な作品を作っていきましょう^^
●パネルにしたら、レジンに挑戦!