アルコールインクアートの大理石柄について
アルコールインクアートの大理石柄はとても人気です。
大理石と一口に言ってもいくつかの代表的なデザインがあるのですが、今回はゴールドのひび割れデザインの描き方を動画でご紹介します。
●ホワイト系大理石の描き方はこちら
やり方は基本技法を押さえた上級者の方向けになるかと思います。
アルコールインクアート ゴールドのひび割れ大理石の描き方動画
描き方のおおまかなポイントは動画内に入れています。
下で詳しく解説しますが先に動画を見ていただくとイメージが湧きやすいと思います。
描き方のポイントと使用品
ポイントは動画中にも表示していましたが、もう少し詳しく解説します。
①先にインクだけを乾かしてあたりを付けた後、アルコールとメタリックで放射状に広げていく
放射状の始まりの部分にインク抜けが無いようにするためです。
広げるのに使用するのはアルコールで薄めたメタリック液もやりやすいです。
メタリック液の薄め具合は好みのゴールド感によって濃い目にしたり薄めにしたり調節してみて下さい。
②放射状の中心の色のつながり部分は指や筆でアシストする
風で攻めるのが難しくても、簡単に鋭角なつながり部分を描けます。
④放射状に広げる時は、紙自体をまわして、自分が伸ばしやすい方向に広げる。
ドライヤーを持っていない方の手で紙を持ち上げて傾斜をつけるとやりやすいと思います。
③色が足りないところにインクを広げる
放射状の中心部分ができてからトリミングしたいサイズに合わせて色を広げていきます。
色を均一に広げるコツとしては、インクの量とアルコールの量のバランスの他、インクを広げたら途中であまり止めることなく一息に乾かし切ることです。
使用品
インク
カラーインク:コピックインク110、N-10、V99、E35、E77
メタリックインク:ピニャータBRASS
●メタリック比較はこちら
●カメンスカヤインクの購入方法詳細にご紹介してます
アルコール
すっきりとした線を出しやすいIPAを使用しています。
●危険性も理解した上で使いましょう。
紙
インクコントロールをしやすい紙がおすすめです。
●ユポ以外の紙の特長と向くアート
また、トリミングすることが前提なので、A3以上の紙がおすすめです。
最初の内はこの段階的な方法がやりやすいかなと思います。
慣れてきたら、段階を踏まずとも一気に大きく色を広げていきましょう。
私は技法関連は独学ですし、似た仕上がりになる描き方は何通りもあると思います。
ご自身が描きやすいやり方を見つける足掛かりにしてもらえたら嬉しいです。