Aさんアルコールインクアートで
ぷっくりシールできないかな?



素材選びと接着がポイントですね!
アルコールインクアートで作るぷっくりシールは、宝石のような奥行きと透明感を持ち、大人も手に取りたくなる仕上がりが魅力です。


ですが、いざ制作しようとすると意外と悩みどころが多いのではないでしょうか?


ぷっくりシールのお悩みポイント
この記事では、さまざまなお悩みを解消しながら、アルコールインクアートをぷっくりシールに仕上げる方法と、素材選びのポイントを解説します。
あわせて、ハンドメイドシール販売やワークショップを行う際に知っておきたい注意点についても整理します。
- アルコールインクアートでぷっくりシールを作ってみたい方
- シール化の方法や、きれいに仕上がる接着方法を知りたい方
- 透明感を損なわない両面粘着シートの選び方を知りたい方
- ワークショップや販売も視野に入れて制作を考えている作家さん
↓目次から気になるところへ飛べます
アルコールインクアートで作るぷっくりシール|最短構成
まずは、アルコールインクアートのぷっくりシールをできるだけ少ない材料で、手軽に作る方法から解説します。
描いた後にシール化するのではなく、最初からラベルシール用紙に描く。
この方法なら、アートが完成した時点でシールとしての土台もできているので、あとはカボションを重ねるだけです。▶今すぐ資材詳細が知りたい方はこちら
基本の材料


- 印刷用ラベルシール(アート兼台紙)
- カボション(ぷっくり素材)
- 両面粘着シート(接着)
- ハサミ
作り方
少ない工程で簡単です。


















シールは小さめなサイズ感なため、空気残りはほとんど気になりません。
資材選びのポイント
では資材選びのポイントを解説していきます。
① 印刷用ラベルシール
アルコールインクアートシールに、もっともおすすめなのがこちらのタイプです。
▶レーザープリンター用ラベル(PET製)
レーザープリンター用ラベルの多くは、ポリエステル(PET)製です。
実は、アルコールインクアート用紙として販売されているものも、同じ素材を使っているケースが少なくありません。
熱に強く、インク染みができにくく、ラインも出せます。
また、このラベルシールは粘着強度もバリエーションがあるため、貼り剥がしをするシールに向くものを選べます。
▶100均のインクジェット用ホワイトシール(PP製)


ポリプロピレン(PP)素材はユポ紙の主原料でもあり、アルコールインクアートが可能です。
インクジェット用は耐熱温度が低めで反りやすく、インク染みが多少できやすいため、サラッと短時間で描くのに向きます。
手軽に制作したい時におすすめです。
② アクリルカボション
ぷっくり感には、カボションを使います。アクリル製のタイプが100均でも手に入ります。


※ガラスタイプもあります。激しい扱いで割れることもある点に注意。
※ミール皿とセットになったカボションも市販されています。ブローチやキーホルダーなどに展開可能。どの資材を選ぶかによって、作品の印象や展開の幅は変わりますね。
③フィルム両面粘着シート(またはテープ)
アートとカボションの接着には、高透明なフィルム基材のものを使用します。
基材が紙のものだと、パッケージに透明と書かれていても実際には半透明だったり、光の屈折で曇って見えたりすることがあります。


また、ここでの接着は、シール裏面の粘着よりも強力にしておく必要があります。
強度が足りないと、貼り剥がしの際にカボション部分から外れてしまうおそれがあるためです。
以下は業務用にも使われる多用途両面粘着シートで、最も粘着力が強いタイプ。
PADICOさんのこちらの商品も中身は同じシートです。
ほかに、小さなカボションなら強粘着の透明両面テープでも幅が足ります。
※保護フィルム・剥離紙なしタイプ
保護フィルム無しタイプの場合、一旦剥離紙などに貼ると、その後の作業性UP。




④ハサミ
切れれば何でもよいのですが(笑)、こちらは粘着素材をたくさん切ってもネバつきにくく、先が利いてストレスフリー。個人的におすすめなハサミです。(まりえさんの紹介で知りました!ありがとうございます)
応用編|表現を広げる3つの方法
基本の作り方に慣れてきたら、さらにクオリティやオリジナリティを高める工夫をしてみませんか?
ネイルシールでさりげなくアクセントを加える


アルコールインクアートぷっくりシール
カボションを接着する際、内側にネイル用のイニシャルシールなど小さなモチーフを重ねるだけでも、特別感が出ます。


ネイルシールを乗せる


制作のポイント
薄めのシールを選びましょう。シールが厚くなると、接着面に空気が入りやすくなります。
また、アートの色合いも淡い方が入った気泡が目立ちにくいです。
追加パーツは、あくまで控えめなアクセントとして取り入れるのがおすすめです。
モールドレジンでぷっくり部分を自由に作る
カボションの代わりに、モールドでレジンパーツを作る方法もあります。
お好みの形のぷっくりを作れますし、先ほどのネイルシールの他、ホログラムなど素材の封入も自由自在です。


※私は二液性レジンを使ってます。硬化に丸1日以上かかりますが、透明度が高く、収縮・反りが少ないです。一度にたくさん作りたい時にもおすすめ。
制作のポイント
コロンとした形も可愛いですが、厚みを出しすぎるとシール帳では嵩張ります。用途を想定したサイズ設計が大切ですね。
型から外した後は、バリ取りや鋭利な部分へのヤスリがけをして、角に触れても安心な設計に。




アート面とカボションの接着はUVレジンでも可能です。詳しいやり方はこちらの記事で解説しています。


既存のアルコールインクアート用紙をシール化する
すでに描いてあるインクアート用紙を活かしたい場合は、両面粘着シートや、「しーるん」や「ハリキュア」などの塗るだけタイプの粘着剤を使ってシール化する方法があります。


●両面粘着シートを使う場合
シール化の方は紙タイプでもOKです。使う際は、シール台紙との相性をチェックしましょう。
●しーるん・ハリキュアを使う場合
どちらも塗って乾かすだけでシール化できる、液体タイプの粘着剤です。
液色は白~乳白色、乾くと透明になります。




制作のポイント
しーるんやハリキュアは、完全に乾燥させてから使ってください。
また、塗り方によってフィルムタイプの台紙とは相性が悪くなることがあります。事前にお手持ちのシール台紙との相性をチェックしておきましょう。(紙タイプなどが安心です)


販売・ワークショップ前に確認したいこと
今回の記事の内容は個人で楽しむだけでなく、販売やワークショップにも展開できます。
その場合、素材の扱い方や権利の範囲について、いくつか押さえておきたい点がありますので、少しだけ整理しておきます。
用途に合わせた強度の考え方
今回ご紹介した方法は、鑑賞やシール帳での使用を想定した構成です。
スマホケースや頻繁に触れる日用品など、強い摩擦や衝撃が加わる環境での使用を前提とした強度ではありません。
販売する場合は、
- どのような用途を想定しているのか
- 使用環境によって劣化や変化が起こる可能性
をあらかじめ伝えておくと安心です。
素材の商用利用について
モールドやカボションなどの資材には、「商用利用可」「商用利用不可」といった条件が付いている場合があります。
特にデザイン性の高いモールドやブランド名が明記されている素材は、購入時の説明欄を一度確認しておくと安心です。
丸や四角などの一般的な形状であれば、ほとんどの場合問題ありませんが、念のため確認しておくと迷いが減ります。
キャラクターや商品名の扱いについて
キャラクターシールや他ブランドのロゴなどを組み合わせたシールを販売したり、ワークショップに取り入れたりすることは、著作権や商標権を侵害してしまうリスクがあります。
それらは個人で楽しむ範囲にとどめ、販売やワークショップでの使用はオリジナルデザインで行うのが安心です。
また、「ボンボンドロップシール」など既存の商品名をそのまま作品名や講座名に使うことも控えましょう。
※お子さん向けハンドメイドシールにレジンを使うことについてはコチラで触れています。
まとめ
今回はアルコールインクアートのぷっくりシールの作り方、資材選びのポイント、販売・ワークショップ時の注意点について解説しました。
最短構成なら、ラベルシールに直接アートを施し、フィルム基材の両面粘着でカボションを重ねるだけ。
工程を増やさなくても、透明感のある仕上がりを楽しむことができます。
さらに、
- ネイルシールでアクセントを加える
- モールドレジンで形をつくる
- 既存のアートをシール化する
といった応用も可能です。
素材を理解し、用途に合わせて選ぶことで、作品はより安心して長く楽しめるものになります。
まずは小さなサイズから、ぜひ試してみてくださいね。
▽大人向けシールはこちらもおすすめです



















