その作品、黄ばんじゃうかも!?木製パネルのヤニと下処理について

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Aさん

まっさらな木製パネル、新しい絵の具塗っていこ!

著者Asami

ちょっと待って!下処理はしましたか??

木製パネルに新しくアートを始めるとき、そのままペイントをすると、淡い色調がうまく出なかったり、経年時に黄ばみが出てしまうことがあります。

今回はそんな黄ばみの原因と、木製パネル必須の下処理について解説していきます。

この記事はこんな方におすすめ

・木製パネルにアクリル絵の具でアートをしたい

・木製パネルにテクスチャーアートをしたい

・淡い色調の作品をよく作る

・作品を長く楽しんでほしい

・下処理を学びたい

↓目次から気になるところへ飛べます

Contents

木製パネルのヤニと作品の変色について

アートの支持体としてよく使われる木製パネルは、ヤニを含んでいます。

一般的にヤニというと樹液などのベタベタしたものを思い浮かべる方が多いかと思いますが、アートの場では木から染み出す水溶性成分やアクや渋のこともヤニと呼びます。

このヤニは使われる木材によっても出やすさが違います。

ラワン材はとくにヤニが出やすく、一度水拭きしただけでも濃く着色するほどです。

木製パネルの水拭きでタオルに色が付く様子
ラワンベニヤパネルを水拭きした布巾

シナ材やMDFは比較的ヤニが少ないです。それでも0ではないですが…

シナベニヤパネルの水拭きでは色落ちが少ない様子
シナベニヤパネルを水拭きした布巾

このように木製パネルにはヤニがあるため、白色系や淡い色をそのままペイントすると、絵の具が変色してしまう場合があります。

また、その時は大丈夫でも、経年時や湿気を吸った時に黄ばみが現れることもあります。

とくにテクスチャーアートのように絵の具やメディウムを盛り上げて使う場合は、乾く際に徐々にヤニを吸い上げてしまうため、黄変が起こりやすいです。

作品が乾くにしたがってどんどん黄色っぽい色やくすみが出てきてしまったご経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ヤニが浮いても目立たない作品なら構いませんが、そうでない場合は下処理としてヤニを少なくしたり、ヤニ止めの作業をしておくと、作品を長く楽しむ上でも安心です。

木製パネルのヤニ止めの仕方

木製パネルのヤニ止めの仕方を、道具が少ないやり方から順にいくつかご紹介します。

水拭き

一番簡単な方法が水拭きです。

この方法は完全にヤニを取りきることは不可能なので、もともとヤニが少ないシナベニヤなどに向きます。

やり方は濡れ布巾などで色がある程度つかなくなるまで何度か拭くだけです。

拭いた後はしっかり乾かしましょう。

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フィキサチフをかける

フィキサチフとは鉛筆画やパステル画などで画材を紙に定着させるために仕上げにかけるスプレーです。

ホルベインさまのフィキサチフはヤニ止めに使用できるそうです。※他メーカー品は不明。

スプレーなので、塗布が少ないと隙間だらけになって効果が減殺されるのと、多すぎると絵具の定着性が損なわれます。

ほどほどの使用量を見極めて下さいね。

ヤニ止めシーラーを塗る

ヤニ止めシーラーとはハケやスポンジで塗るシャバシャバ系の液体で、液色は乳白色ですが乾くと透明になります。

これが一番強力で確実です。

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△こちらは使いやすい水性タイプ。

使い方はそのまま刷毛でまんべんなく塗るだけ。

油性の絵の具やペイントを上から重ねることは向かない(シーラーが溶けてしまうことがあります。)ため、油性絵の具を使いたい場合はシーラーも油性タイプをご選択下さい。

ヤニ止めシーラーは完全乾燥に1日かかるので、アートをする前日までに塗っておいて下さいね。

あくとるを塗る ←NEW!

「あくとる」はパネルも扱うマルオカ工業さまのアクとり下地塗料です。

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こちらはジェッソとヤニ止めが一つになったような商品で、これひとつ塗るだけで下処理が完了します。

ちなみに普通のジェッソにヤニ止めの効果はありません。

あくとるの効果の検証はまだできていませんが、使用感自体は良好でした。

ヤニ止め→ジェッソの二段階をひとつで済ませられるのは嬉しいですよね。

ジェッソパネルはそのまま使えるか

木製パネルには、ジェッソがすでに塗ってあるジェッソパネルもあります。

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このジェッソパネルはヤニ止め処理もされているため、そのまま使うことができます。

ただし、便利なジェッソパネルですが、日本では取り扱い種類が少なくサイズが限られますし、円形などの変形パネルはラインナップがありません。

様々な大きさや形のパネルや木材を使う場合に備えて、やはりヤニ止めの仕方を知っておくのは大切です。

まとめ

木製パネルのヤニ(アク)とヤニ止めの方法についてご紹介しました。

ちなみにアルコールインクアートを木製パネルに貼りつける場合、耐水紙は水性のヤニを通しませんのでヤニ止めの必要はありません。

ヤニ止めは知っていてもつい忘れてしまいがちな工程で、ジェッソの準備を終えてから、シーラーを塗っていないことに気が付いて1日伸ばさないといけなくなるのはあるあるです。(私だけか…?)

せっかくの作品がヤニのせいで台無しになっては悲しいです。

見えない部分ではありますが、手を抜かないようにしたいですね。

シーラーを塗る時にも役立ちます

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