Aさんアルコールインクアートをパネルに貼りたい



家でやりやすい方法は?



やり方をいくつかご紹介します!
木製パネルにアルコールインクをパネルに貼るやり方はいくつかあります。
今回は、両面粘着シート・ジェルメディウム・スプレーのりの3種類のやり方やそれぞれの特徴と、意外と失敗しがちなカットのコツをご紹介します。
↓目次から気になるところへ飛べます。
アルコールインクアートをパネルに貼る方法比較|両面シート・スプレーのり・メディウム
アルコールインクアートをパネルに貼る3種類の方法を、手軽さ・耐久性・コストで比較すると以下のようになります。
| 方法 | 手軽さ | 耐久性 | コスパ |
|---|---|---|---|
| 両面粘着シート | ◎ | △ | × |
| スプレーのり | ○ | ○ | ◎ |
| ジェルメディウム | △ | ◎ | ○ |
どの接着方法を選ぶ?目的別おすすめ
おすすめな使い方をざっくりまとめます。
- 手軽さ・タイパ重視 → 両面粘着シート
- 耐久性重視 → ジェルメディウム(プロ・販売向け)
- 作業効率・コスパ重視 → スプレーのり
それぞれについて、メリット・デメリットを解説しますね。
接着方法ごとの特徴とメリット・デメリット
両面粘着シート
両面粘着シートを使う方法は、最も手軽で短時間で済みます。
デメリットは、作品サイズが大きくなると対応が難しくなることと、レジンコーティングをした場合に経年劣化で数年後に剥離が起こる可能性があることです。
▽パネルのはがれ問題について作家さん70名の声をまとめた記事




両面粘着シート貼りつけは、WSなど短時間向けの簡易的な方法の印象です。
ジェルメディウム接着
ジェルメディウムを使う方法は、海外アーティストさんを中心にプロに一番選ばれており、経年劣化が少なく、大きなサイズの作品にも安心して使えます。私もこちらを使っています。
デメリットは乾燥まで時間がかかること。また、初めて使う方にはなんとなく心のハードルが高いところではないでしょうか。(でも使ってみるとすぐ慣れるはず 笑)
スプレーのり接着
スプレーのりを使う方法は、両面粘着シートよりは大きめサイズの作品にも、比較的短時間で接着できます。また、正しく貼ると粘着シートよりも長持ちします。
※スプレーのりは種類がいくつかありますが、3Mなら77が適応になります。
デメリットは、作品サイズがさらに大きくなると乾燥が始まってしまい貼りにくいこと。他に、作業スペースにも配慮が必要なことです。
基本的には屋外で作業し、まわりを汚したくない場合は、養生やスプレーブースなどが必要です。
アルコールインクアートパネル貼り付け3つのやり方
どの接着資材を使う場合でも、基本の流れは同じです。
3種類共通:必要なもの




- アルコールインクアートをした紙
- 接着のための資材(両面粘着シート・ジェルメディウム・スプレーのりなどいずれか一つ)
- 木製パネル
- パネルと同じサイズのトリミング枠・・・厚紙を切り抜くなど簡単なものでよいです。
- カッター
- カッターマット
- クッキングシート(アート面保護用)
- フェルト付きスキージー




印が入った様子
▷トリミング枠でアートの切り出し位置を決め、少しのマステなどで枠を固定します。
※切り出すアートにテープがかからないよう注意。テープはすぐ剥がすのでフワッとでOK
▷アートをひっくり返し、透かしながら内角にアタリを付けます。


▷印が書けたらトリミング枠とテープは外しておいてください。
3種類の接着資材それぞれのやり方を解説します。
両面粘着シートの場合
▷粘着シートの片面の保護シートをはがし、パネルを貼りつけ、切り出します。




※粘着シートはパネルより大きめにしておいた方が失敗が少ないです。
▷反対側の粘着保護シートを剥がし、アタリに沿ってアートに貼り、切り出したら完成です。


※貼り直しをすると、経年時に剥がれやすくなるので、一発で決めてください。
ジェルメディウムの場合
▽動画にしました!
▷ナイフやスクレーパーでジェルメディウムをパネルに塗り伸ばします。
※木部への染み込みを考えて、ジェルメディウムの量は気持ち多め、もしくは、数分置いて二度塗りがおすすめです。
▷アートに貼り付け、スキージーでなでつけて密着させ切り出し、完全乾燥まで圧着します。
※ジェルメディウムはインクアートをじんわり溶かします。アート面には付着しないよう気を付けてください。(事前にしっかりコーティングスプレーをしておくと、付いてもふき取りやすいです。)
スプレーのりの場合
▷余計な場所にのりが付かないよう、パネル側面をマスキングし、作業スペースを養生します。
▷パネルとアート紙の両方にスプレーのりを吹きます。
- 約20㎝ほど離して、一定のスピードで腕を平行に動かし、均一に吹き付けます。
- ガス抜きのため15秒置いてから1分以内に貼りましょう。
- 使用後は、スプレーの目詰まり防止のため逆さにして1秒間空吹きします。
▷以降はジェルメディウム接着と同じく、なでつけて密着させ、切り出し、完全乾燥まで重しをして圧着します。
失敗しやすい!綺麗に切り出す5つのコツ
パネル貼り付けで何度か登場する切り出し行程は、簡単そうで意外と失敗しやすいです。
よくある失敗として、
・切断面のアートが細かなギザギザにはがれてしまう(アート用紙が層構造なものでありがち)
・パネルの木部まで一緒に切ってしまう
・細かなデザインのものがガタついてしまう などがあります。
さらにレジンを掛ける場合、切り出した断面がガタついていると、レジン後もガタつきは残ったままに。
綺麗に切り出すコツを4つご紹介しますね。
カッターは鉛筆持ちではなくナイフ持ち


カッターと人差し指と腕が一直線になるイメージです。
力がブレずに伝わりますし、余計な角度が付きにくくなり、木部まで切ってしまうことが防げます。
カッターに角度をつけすぎない


カッターマットと平行に近い位置で切っていきます。
紙の引っ掛かりを押さえられます。
常に奥から手前へ引くように切る
パネルに沿って左から右になどいろいろな方向へ腕を動かすのではなく、パネルの方の向きを変えて(もしくは自分が動いて)腕の動きは常に奥から手前で切っていくようにします。
特に円は難しいですが、これを意識するとだいぶ切りやすくなると思います。
細かいカッターワークはデザインナイフで


入り組んだ形のものを切り出すときはデザインナイフがおすすめです。
とくに細かな曲線部分は、作品を持ち上げて、ナイフを持っている方の手の小指を支えにしながら切り出すようにすると、早く綺麗に仕上げられますよ。
新しい刃で切る
インクアート用紙は樹脂製で、意外とカッターの刃を摩耗させます。
キレイな切り口のためには切れ味が大切なので、古い刃は使わないようにしましょう。(多くのカッターは刃を折ることで新しい面を出せます。デザインナイフは替え刃を。)
まとめ
両面粘着シートとジェルメディウムとスプレーのり、それぞれの接着資材を使って、木製パネルにアルコールインクアートを貼り付ける方法と、カッターで綺麗に切るコツをご紹介しました。
パネルへの貼り方を覚えるとレジンアートができるようになりますし、コースターやインテリア雑貨なども作れるようになります。
狙った場所をきっちり切り取って貼り、多彩な作品を作っていきましょう。
●パネルにしたら、レジンに挑戦!











