【初心者さんへ】アルコールインクアートのレジンコーティング◇必要品リストとオススメ品◇選ぶポイントと下準備について

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Aさん

アルコールインクアート、レジンでツヤピカにしてみたい!

Bさん

使いやすい道具が知りたいな

著者Asami

おすすめ品や下準備のことご紹介します!

レジンコーティングしたアルコールインクアートのパネル作品

実は経験者さんの中にも苦手意識を持ってしまう方が少なくないレジンコーティング。

私も幾度となく失敗してきました。

今回はなるべく家にあるようなもので揃えられる「これだけは欲しいリスト」と、実際に私が使っている「おすすめ品リスト」の、2通りの道具リストをご紹介し、道具選びのポイントや作業前の環境などについても解説します。

試しにやってみたい方や、コストを抑えて始めたい方は「これだけは欲しいリスト」を、

本格的にやりたい方や、今の道具よりもっとやりやすいものをお探しの方は「おすすめ品リスト」をぜひチェックしてみてください。

ツルピカのレジンコーティングに必要な道具、さっそく見ていきましょう!

▽この記事の続きの「やり方編」はこちらです。

↓目次から気になるところへ飛べます

Contents

レジンコーティング2タイプの道具リスト

レジンアートの基本道具

低コストで始める!これだけは欲しいリスト

なるべく家にあるものや、コストを抑えて始めたい方におすすめの使用品リストです。

①エポキシレジン

    手が出しやすいお値段。粘度高めのエポキシレジンが初めての方にも比較的使いやすい。

    ②プラスチックカップ3個

    計量用2個と混合用1個。

    ③割りばし・またはマドラー

    混合スティックとして使用。

    ④ターボライター

    気泡消しに使用。100均の200円商品に。

    ⑤つまようじ

    表面に落ちたほこり取りとして使用。

    ⑥マスキングテープ

    作品側面のレジン染み防止に。できれば紙っぽすぎない質感のものを。

    ⑦紙コップ2コ

    作品の底上げ用に。

    ⑧カバー

    硬化を待つ間のほこり除け用。容器の高さは、作品を紙コップの上に置いた状態で覆えるもの。

    ⑨ゴム手袋

    粉なしタイプ推奨。

    本格的にやるなら!おすすめ品リスト

    私がいろいろ試しながら使いやすいものを選んだ品達。

    本気で取り組みたい方、今より使いやすい道具をお探しの方におすすめのリストです。

    ①エポキシレジン

    アルコールインクアートに使うレジンとして海外でも人気です。

    または、コチラ。お値段と仕上がりのバランスが良いと思います。

    フローレスレジン
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    ②計量用カップ2個 または 0.01まで量れるスケール

    口がせまい方が誤差が少なく済みます。

    容量ではなく重量ではかりたい方はコチラ(私は重量派です)

    ③混合用カップ・混合用スティック

    繰り返し使える。硬化後にペラっとはがせてお掃除が楽ちん。ホームセンターでバラ売りも。

    ④ガスバーナー

    ターボライターより取り回しが良い。

    ⑤スピナール

    塗装表面のごみ取り専用の道具。微細な“かえし”がたくさん付いた細ーい針金。

    整備工具のストレート
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    ⑥マスキングテープ

    塗装用、幅広のタイプ。ホームセンターでばら売りあり。

    ⑦ペインターズピラミッド

    作品底上げ用の道具。安定感◎。付いてしまったレジンも剥がせる。

    ⑧水平器

    小型で精密なもの。

    アカツキ製作所
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    ⑨カバー

    100均にある200円商品の半透明タッパーやベッド下用収納ケースなどを使用。

    大型作品ではプラ段などで自作。

    ⑨ニトリル手袋

    パウダーフリーがおすすめサイズに注意。

    それぞれについて選ぶポイントを詳しく解説していきます。

    エポキシレジン

    アルコールインクアートのコーティングには中~高粘度のレジンを使用します。(エポキシレジンにはモールドに注いで使う粘度が低いタイプや、接着剤として使う速乾性のものもあります。)

    粘度でなにが変わるかというと、中粘度のタイプは混ざりやすく、気泡抜けもよくて、エポキシレジン初心者さんにも比較的扱いやすいメリットがあり、

    高粘度のタイプは扱いに少しコツがいる反面、仕上がりがぷっくりして高級感のある雰囲気になりやすいメリットがあります。

    エポキシレジンを選ぶときに注目したいのは以下の点です。

    アルコールインクアートをほとんど溶かさない

    ・混合中有害なガスが出ずガスマスクなしで作業できる

    不燃性で火であぶっても大丈夫

    ・仕上がりが高透明

    難黄変

    ・硬化後の食品接触OK

    混合が体積(ml)1:1で分かりやすい

    前述したアートレジンの場合は、世界的に長年の使用実績があり、品質の安定性にも信頼がおけます。

    容量やお値段については、やはり大容量の方がお得ですが、エポキシレジンは製造後なるべく早めに使い切るべきもので、使用期限が設けられているものもあります。(アートレジンの場合、開封前は製造後1年、開封後6か月)

    古いものは黄変速度が早まりやすくなるため、早めに使い切れる容量のものをご購入ください。

    また、期限切迫品を避けるためには手元に来るまでの取扱いが信頼できる販売元から購入するのがおすすめで、直営サイトに注文するのが最も確実です。

    ※国際送料を含む商品代金の合計が1万6666円までなら関税が免税されます。

    計量カップ類

    レジンとハードナーの計量カップはそれぞれに1つずつ用意します。

    少量だけ使用する時はとくに、1つを使いまわすとわずかな残量でも計量が変わってしまうためです。

    多少量が違っても硬化はしますが、硬度がでにくくなったり、黄変を早めることにつながります。

    エポキシレジンの黄変原因と対策について

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    私は混合用カップ1つのみで済ませられるように重量で計量していて、計量カップではなくスケールを使用しています。

    レジン液を混合する時のカップの素材は、硬化後にレジンをはがすことができ、カップの再利用が可能なPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)がおすすめです。

    また、混ぜ残しがないかを確認しやすい透明や半透明で、泡立ちを抑えるためにできれば底が平坦なものを選びましょう。

    ヘラ(スパチュラ)類

    二液を混合する他、アートに注いだレジン液を塗り広げるのにも使用します。

    素材はシリコンやプラスチック製の方が、木製のものより混ぜる際の抵抗が少なく、気泡も入りにくいです。

    また、硬化後にはがせるタイプなら何度でも使えます。

    ターボライター・ガスバーナー・スピナール

    レジンを注いだ後の気泡消しにはパワーがあるガストーチやガスバーナーがおすすめです。

    ターボライターでもできますが、ガストーチは炎が当たる範囲が広めで扱いやすいです。

    ガストーチ選びのポイントは以下の通りです。

    小回りが利く小さめサイズ(大型作品にはバーナータイプ)

    誤作動防止スイッチつき

    ガスが補填でき、繰り返し使用可能

    充填に使用するのは普通のカセットコンロ用のボンベでOKです。

    ●カセットコンロ用ガス3本セット

    私は一度マッチで気泡消しを試みたことがありますが、作品にすすが付くわ燃えカスが落ちるわで台無しになりました。マッチの使用は絶対にやめましょう。

    ほこり取り用のスピナールは塗装面のチリ取り専用の道具で、表面のホコリを取り除くために用意しておくと良いです。

    つまようじなどより確実にキャッチできます。

    マスキングテープ類・作品をカバーする容器・作品を底上げする置物・水平器

    作品側面のレジン染み防止のマスキングテープは、塗装用のタイプが染み込みをきっちり防いでくれ、はがしやすくておすすめです。

    ●マスキングテープ比較と正しいやり方の記事

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    レジン硬化中のほこり除けカバーは途中で中身が確認できるよう透明や半透明のケースがおすすめです。

    小さな作品には100均の200円や500円商品の蓋つきタッパーが使えます。(容器部分をひっくり返してカバーとして使います。)

    大きな作品の時は買い求めるなら、ばんじゅうと呼ばれる食品用ケースやベッド下収納ケースが使えます。

    サンコー(Sanko)
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    それでも対応できないサイズの作品ではカバーを自作します。

    材料としては段ボールやプラダンが手ごろです。

    上部を透明なビニール貼りなどにするとホコリチェックや経過チェックができますよ。

    垂れたレジンによる床面への作品くっつきを防止する底上げグッズは、安定感が大切です。

    プラコップよりも紙コップですし、ペインターズピラミッドなら安定感が抜群で、付いてしまったレジンを剥がすこともできオススメです。

    レジンをかける面が水平になっているかを測る水平器(水準器)もあると便利です。

    水平器があまり大きくごついものだと、水平器自体の重みで沈んで正確な水平が測りづらいことがことがあるため、小さめサイズがおすすめです。

    もし水平器が無くても、レジンを垂らした時の広がりや雫の垂れ具合でおおまかな傾きは分かります。

    レジン作業時の環境・服装・下準備は?

    作業環境などについても注意点をまとめておきます。

    レジン作業時の環境

    • 掃除・水霧吹きをする
    • 低温・高湿に注意
    • 換気する

    レジン作業時は、塵の混入を防ぐために清潔な部屋で作業する必要があります。

    掃除は2時間前までに済ませておきましょう。

    ※掃除の時に取り切れず舞い上がったホコリは、約2時間かけてまた床に落ちます。(特に空気が乾燥していると舞いやすいです。)

    作品で受け止めてしまわないように、掃除は早めに済ませておいてください。

    他の方法として、レジン作業を始める直前に作業スペース周辺の空気中に霧吹きをすれば、空気中に残っていた塵やホコリを落とすことができます。

    その際は作品や使用する道具類には水がかからないよう十分注意して下さい。

    気温が低いときや湿度が高いときはレジン作業に向きません。

    レジンは気温と湿度の影響を大きく受けます。

    気温が高い場合は硬化が少し早まるだけですが、低すぎる場合は白濁したり、硬化反応が進まず固まらなかったりして失敗の原因になります。

    ですので、作業中や硬化中は室温が低くなりすぎないようにしましょう。

    私は冬場は最弱のこたつ内などで硬化させています。

    また硬化中の湿度が高すぎる場合も白濁や硬化不良の原因になります。

    塗装直後やテクスチャーアートの内部乾燥不良など、水分を含んだパネルを使用したり、結露する窓辺や加湿器付近で硬化させないようご注意下さい。

    ほかに、レジン作業は換気を十分にしつつ行いましょう。

    服装

    • 汚れてもよく、ほこりが出にくい素材

    レジンは服に着くと落ちません。

    汚れてもよい服装にしましょう。

    さらに、ホコリや塵が出にくい素材を選ぶことも大切です。

    ホコリの発生源の1位はファブリック類です。

    せっかく部屋を綺麗にしても、自分からホコリが出ていては意味が無いので、服の素材には気を付けて下さい。

    私はアート用にしている割烹着(スモッグの代用 笑)を着ることが多いです。

    また、ゴム手袋の着用も必須です。

    (便宜上ゴム手袋と呼びますが、手までしみこまない素材なら何でもよいです。)

    液状のレジンは人によってアレルギー源となることがありますし、作品表面を素手で触って、作品に手指の脂分が付くのもよくないです。

    もしレジンが手についてしまった時は、よく拭き取った後、石鹸で洗いましょう。

    無水エタノールでもすっきりと落とすことができます。

    テーブルクロス

    • レジンが剥がせる素材のクロス
    • ペット用トイレシート

    クロスの素材についてはシリコンやPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)にはエポキシレジンがくっつかず、後からはがせるためおすすめです。

    100均のキッチンコーナーなどでも見つけられます。

    小さな作品や省スペースでやるなら、ペットシーツが使い捨てできて手軽です。

    大型作品のときは、マスカーやブルーシートがおすすめですよ。

    まとめ

    手軽に始めたい方向けの「これだけは欲しいリスト」と、実際に私が使っている「おすすめ品リスト」の二通りのレジン道具リストをご紹介し、道具選びのポイントや作業前の環境などについても解説しました。

    弘法筆を選ばずとは言いますが、普通の人は使いやすい道具を使えば小さなストレスが解消したり、急に上手くできるようになったりすることも少なくありません。

    環境についても同様です。

    あなたの必需パートナー道具が見つかり、ベストな環境を整えられると良いですね。

    ▽この記事の続き。いよいよレジンコーティングに挑戦する!という方はこちら

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